UI(ユーザーインターフェース)とは?意味やUXとの違い、例をわかりやすく解説

このページではUI(ユーザーインターフェース)について、意味、例、役割、UXとの違いを紹介します。

UI(ユーザーインターフェース)とは、ユーザーと、製品やサービスをつなぐ接点のことです。

スマホアプリやシステムなどのサービスではこのUIが非常に重要です。

以下の記事では、なぜUIが重要なのかも初心者の方にもわかりやすく解説します。

UI(ユーザーインターフェース)とは?

UIはユーザーと製品・サービスをつなぐ接点

UIとは、Webサービスやアプリなどのサービスを利用するユーザーとサービスを提供する機器や道具の接点をいいます。

マーケティングやアプリ開発現場などでは、略して「UI」(ユーアイ)と呼ばれることが多いです。

【意味・定義】UI(ユーザーインターフェース)とは?

UI(ユーザーインターフェース)とは、Webサービスやアプリなどのサービスを利用するユーザーとサービスを提供する機器や道具の接点をいう。

なお、ウェブサービスやアプリを提供する側が、サービスやアプリを管理するインターフェースも、厳密にはUIに該当します。

UIの例は?どのようなものがある?

UIには、様々な要素があり、ユーザーが製品に接する要素全てがUIです。

具体的には以下の通りです。

UIの具体例
  • ボタン
  • フォント
  • メニュー
  • 入力欄

UIの役割は?

UIの役割は、利用する製品・サービスとユーザーをつなぐことです。

コンピュータを操作するのに、難しいプログラムを入力したり、難しい操作が必要だとサービスの良さが伝わらないどころか使ってもらえません。

特にアプリ開発においては、UIは、誰でも簡単に直感的に操作できなければいけません。

UIが優れていることで、誰でもサービスを利用できますし、ITリテラシーの差にかかわらず製品を使えるようになります。

UIの種類・分類は?

UIには主に「CUI」「GUI」の2種類あります。

CUIとは

CUIは、「Character User Interface」の略称で、「CUI(シーユーアイ)」と呼びます。

CUIは、キーボードから直接コンピュータを動かすための命令(コマンド)を入力する画面のことをいいます。

【意味・定義】CUIとは?

CUIは、「Character User Interface」の略称で、キーボードから直接命令(コマンド)を入力する画面のことをいう。

Windowsの場合は「コマンドプロンプト」、Macの場合は「Macターミナル」という名称でソフトが備わっています。

一般的に、CUIは、エンジニアが使うことがほとんどであり、非エンジニアが使うことは滅多にありません。

このため、アプリ開発においては、CUIがユーザーインターフェースとして採用されることはありません。

なお、アプリの管理側のUIとしては採用されることはあります。

GUIとは

GUIは、「Graphical User Interface」の略称で、「GUI(グイ)」と呼びます。

GUIは、キーボードやマウス、タッチパネルを使って操作できる画面のことをいいます。

【意味・定義】GUIとは?

GUIとは、「Graphical User Interface」の略称で、キーボードやマウス、タッチパネルを使って操作できる画面のことをいう。

一般的に、パソコンでマウスを動かして操作できる、タブレットでタッチ操作ができるものは全てGUIに含まれます。

アプリ開発においては、非エンジニアでも使いやすいGUIが、ユーザーインターフェースとして採用されます。

CUIとGUIの違い

CUIとGUIの違いは、CUIは文字入力でコンピュータを操作するのに対し、GUIは文字入力以外のグラフィカルな操作をすること全般を指します。

CUIとGUIの違い

CUIとGUIの違いは、CUIは文字入力でコンピュータを操作するのに対し、GUIは文字入力以外のグラフィカルな操作をすること全般を指します。

UIがサービスや製品で重要視される理由

UIはサービスの利用率や売り上げに直結する

アプリ開発において、UIは、ユーザーが使用する操作画面のすべてです。

このため、UIの使いやすさや見やすさなどが、アプリの人気を左右するといっても良いでしょう。

よいUIも悪いUIも、そのまま売り上げ、利用率に直結します。

ユーザー目線でアプリを作ることや、アンケートをとり、UIの改善を繰り返して日々良いものを追及することが、アプリの質を高め売り上げアップにつながります。

UIとUXとは?

UX(User Experience)とは?

UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、ユーザーが商品やサービスを通じて得られる体験のことです。

【意味・定義】UX(ユーザーエクスペリエンス)とは?

UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、ユーザーが商品やサービスを通じて得られる体験のことをいう。

UIとUXの違い

UIとUXの違いは、UIはユーザーが製品を使う時の接点のことで、UXはユーザーが製品やサービスを通して得られる体験のことを言います。

なぜ、UIとUXがセットでよく出てくるかというと、UXにはUIが含まれており、UIはUXを高めるための重要なポイントとなるからです。

ユーザーが製品やサービスを評価する際のポイントは、ほとんどがUIについてです。

このUIがよくないと、顧客が得られる体験、つまりUXが意識されておらず、最終的には製品・サービスの利益が下がってしまいます。

単純に、UIがよくない=使い勝手が悪い=良い体験を得られない=利益がさがる、という仕組みです。

UIとUXの違い

UIとUXの違いは、UIはユーザーが製品を使う時の接点のことで、UXはユーザーが製品やサービスを通して得られる体験のことを言います。

優れたUIの4つの条件

優れたUIの条件については、様々な考え方がありますが、ここでは、以下の4つを紹介します。

優れたUIの4つの条件
  • ユーザー目線で作られている
  • 情報量が多くない
  • デバイスごとに使いやすさを設計されている
  • 説明書がなくても操作できる

以下、それぞれ詳しく見ていきましょう。

優れたUIの条件1つ目:ユーザー目線で作られている

優れたUIの条件1つ目は、「ユーザー目線で作られている」点です。

実際に製品やサービスを使うのはユーザーです。

そのため、UIの設計はユーザーの視点で作られる必要があります。

優れたUIの条件2つ目:情報量が多くない

優れたUIの条件2つ目は、「情報量が多くない」点です。

UIに情報量が詰め込まれていると、非常に見づらく、ユーザーが離れていきます。

情報は簡単にわかりやすく適切な量を配置します。

優れたUIの条件3つ目:デバイスごとに使いやすさを設計されている

優れたUIの条件3つ目は、「デバイスごとに使いやすさを設計されている」点です。

スマートフォンやパソコン、タブレットなどなど、様々なデバイスにUIがあり、大きさもバラバラです。

デバイスごとに見やすさは異なります。

デバイスによって表示する方法や大きさを変えると、ユーザーは使いやすくなります。

優れたUIの条件4つ目:説明書がなくても操作できる

優れたUIの条件4つ目は、「説明書がなくても操作できる」点です。

説明書を必要とするUIは、使う人を選び、使うのに苦労します。

一目で見ただけで何をすれば良いか、が誰でもわかるUIは非常に優れています。

UI(ユーザーインターフェース)に関するよくある質問

UXとはなんですか?
UIとは、Webサービスやアプリなどのサービスを利用するユーザーとサービスを提供する機器や道具の接点をいいます。
UI(ユーザーインターフェース)がサービスにおいて重要な理由を教えてください。
UI(ユーザーインターフェース)がサービスにおいて重要な理由は、ユーザーがサービスや製品を評価する際の重要な基準となるからです。UIの使いやすさや見やすさは、サービスの内容と同じくらい重要です。このため、よいUIも悪いUIも、そのまま売り上げ、利用率に直結します。